スピリチュアルカウンセラーMEIKO・ 愛と光のスピリチュアルブログ
スピリチュアルカウンセラーMEIKOです。
エッセイを書きます。
(新聞配達)
子供の頃、毎朝、兄が新聞配達をしていました。
田舎の家は一軒、一軒が離れていて、部数は少ないですが、時間がかかります。
その、新聞配達は、長男から次男に受け継がれました。
小学生までして中学生になれば、次にバトンタッチされるのです。
そして、次男から私に、新聞配達がバトンタッチされました。
大人用の自転車で、大きくて重たい自転車に乗り、私は、朝早く起きて新聞配達に行きました。
身体は小さいし、背は低いし、あまり力のない私は、子供の頃から貧血気味で、朝の新聞配達は苦痛そのものでした。
しかし、兄弟姉妹の無言のお約束のように、当たり前のように引き継がれました。
ヨロヨロしながら自転車をこぎながら新聞を配ります。
「新聞で〜す。」
田舎の家は入り口から玄関まで距離があり、小さな声で挨拶をしても気づいてもらえません。
ようやく配り終わってから、家に戻り朝ご飯です。
毎日、毎日本当に辛い思いでした。
母親に新聞配達をしたくないことを話しても「お兄ちゃん達もやってきたのだから、頑張りなさい。」と言われ諦めました。
ある日、雨が降り、雨具のカッパを着て、自転車をこぎながら、新聞が濡れないようにお腹にいれて一軒、一軒、配りました。
すると雨がひどくなりました。
それでも、早く配らなければ、お客様から怒られます。
必死で雨の中、頑張りました。
すると、お腹が冷えたのでしょう、急にお腹が痛くなりました。
「痛い・・・」
しばらくすると、吐き気と寒気とダブルできました。
「早く、配らなければ!」と焦りましたが、身体が動きません。
米をつく、精米機がある建物が石で出来ていました。
いい具合に雨宿りができる場所が在りました。
自転車を止めて、雨宿りをしました。
お腹を小さな手で押さえて、温めましたが痛みは消えません。
「新聞配らなければ・・・おこられる。」
そのことだけが頭に浮かびました。
寒気と痛みで気が遠くなりました。
どれ程、時間が経ったのか分かりません。
「あ〜私はここで死ぬんだなぁ〜」と考えたら涙が出てきました。
シクシク泣きながら「新聞、配らなければ・・・」
まだ、新聞配達に縛られていました。
随分、明るくなってから、「メイコちゃん〜、メイコちゃん〜!」と声が聞こえてきました。
母の声でした。
「ここにいるよ・・」声が出ません。
小さく身体を丸めて、地面に横たわりながら、「ここにいるよ・・・」と小さな声で母を呼びますが、雨の音にかき消されて分かってもらえません。
大きな自転車に母が気づき、私を見つけ出してくれました。
母は慌てて私を、家まで連れて帰りました。
「ごめんなさい・・・新聞配達おくれて、ごめんなさい。」と母にあやまりました。
母はとても心配して、「大丈夫、残りはお母さんが配るから。」と言ってくれました。
「なぜ、迎えにきたの?」と聞くと「電話がきて、新聞がきていないと苦情がきたのよ。事故にでもあったかと思って心配したよ。」と言いました。
そして、翌日から、新聞配達は妹にバトンタッチされました。
私は、ほんの一週間だけの新聞配達でした。
妹は、私よりも背が高く、身体も大きいので任されたのです。
少し、恥ずかしかったけど、内心「良かった」と思いました。
妹は根性があるので、高校を卒業するまで新聞配達を続けました。
そんな妹が「おねえちゃん、ブラウス貸して。」と相談に来るたびに、私は「うん、いいよ、一枚50円ネ。」と新聞配達でお金をもっている妹からたかる人間になっていました。
今でも、妹は「あの時一枚50円でブラウスを貸したよネ。」と白い目で見られてしまいます。
私は「背に腹は変えられなかったのよ。」と屁理屈をいいます。
そして、その体験は、私が大人になってからも自分自身が影響を受けていました。
今はスピリチュアルな学びで理解出来ますが、私は、自分の子供を育てる時に、過保護過ぎる行動をしたりしました。
学校までの距離が遠いと車で送って行ったり、高校生になり自転車で学校にいくようになった子供を雨降りには送り迎えをしたりしていました。
周りの人は「甘やかし過ぎ。」と言いましたが、私は無視していました。
今では、あの子供時代の体験が「可哀想な子供の存在」に以上に反応していたことに気がつきました。
「子供に無理はさせてはいけない!子供は大切にしないといけない!子供は何もわからないのだから!」私の心に自分が子育てをする時に頻繁に出てきた感情でした。
私のインナーチャイルドが大人になった私に、「あの時は辛かった」とサインを送っていたのです。
自分の分身の子供を過保護にすることにより、あの頃の自分自身を癒して、保護していたのだと気がつきました。
今でも、大人になった子供達に、過剰な行為をしてしまいます。
しかし、私自身のインナーチャイルドのサインを自分がはっきり受け止めましたので、もう、大丈夫です。
大人になっても、子供時代の体験は、自分に影響を与えるのですネ。
どうぞ、皆様も、自分の異常な行動は、インナーチャイルドのサインかもしれませんから、きちんと受け止めてくださいネ。
それでは、皆様、次回。
あなたが愛と光りに包まれますように。
また、明日。
おやすみなさい。
スピリチュアルカウンセラーMEIKOです。
それでは、エッセイを書きます。
(朝の散歩)
今朝は寝坊をしてしまい、「朝の散歩」はやめようか?と思いましたが、「継続は力也」などど考えて、散歩に行きました。
朝日は高く、日差しは眩しく、晴天の暑さが身体にこたえます。
昨日は仕事が忙しく、まだ、身体が完璧でない状態でした。
いつもの川沿いを歩いていますと、川沿い全体を草刈りをしてありました。
すると、今まで見ていた風景とは全く変って見えました。
今まで、大きな草に隠れていた物が丸見え状態です。
フッと草の下に目をやると、生成り色の大きな、直径10センチはあるキノコが2本寄り添って生息していました。
かさのてっぺんに色の違う小さな丸がありました。
「もしかしたら、毒キノコかも知れない?」私は散歩をやめ、近くまで覗きにいきました。
それにしても大きなキノコ。
私は、まだ、朝ご飯を食べていませんでしたので、脳裏に「キノコの砂糖醤油いため」のメニューが出てきました。
「でも、もしかしたら、毒キノコかもしれない?」と思い、「キノコの砂糖醤油いため」を断念して散歩に戻りました。
しばらくすると、大きな石がある川縁に、大きなカラスが3匹いました。
カラスは、ゴミを食べていました。
大きなカラスが3匹も集まると、少し不気味な感じがして、足早に通り過ぎました。
しばらく歩くと、草むらの所に黒い蛇がいました。
「ギョギョッ!!!」私はびびりながら、駆け足状態になりました。
「あいつは、前からあそこに生息していたのだ!草が覆っていたから分からなかっただけなんだ!!」とかなりビビりながら小走りの私でした。
朝日に反射して、水面がキラキラ輝いていました。
すると、何やら、小さい小魚の軍団が川の中にいました。
顔だけ出して同じ方向にスイスイと泳いでいました。
稲穂が成る秋に、雀が米を狙って、たくさんの固まりになり、同じ方向に飛んでいる様子はよく
見かけますが、小魚が顔を出して固まって泳いでいるのは珍しいことです。
可愛らしいけど、なんだか不思議な感じがしました。
と、その時、車の音がしました。
途端に小魚は泳ぎのスピードを落として、サッと潜ってしまいましたが、そこに大きな波紋ができました。
「一寸の虫にも五分の魂」ではありませんが、宇宙が生み出した、生物は誰に教えてもらうこと無く、危機管理能力や群衆行動などが備わっていることに、「宇宙の神秘」を感じます。
この小魚の「ウオーターダンス」のとても面白い現象に、しばらくの間、散歩の足を止めて見ていました。
しばらくしてから、また、歩き出しました。
散歩も中盤になり、堤防をくだりました、広い畑におばあさんが(農家の人はおばあさんでも、かなりお元気。)いました。
広くて素敵な畑でした。
「この、畑は広いですネ。」
「そうだよ、広いよ。以前借りていた人が、畑はもうしないと返して来たから、果樹園にしよう
か考えていたんだよ。」
「そうですか?」
「この、畑は売るとしたら、おいくらぐらいですか?」
「そうだネ〜1本半だね!」
「1本半?」
「150万円ですか?」
「なに、バカなことを、1,500万円だよ!」
「えっ!そうですか?へへへへっ。」私は、自分の無知が恥ずかしくて、苦笑いをして足早におばあさんと別れました。
心の中で、「1本半なんて、表現するから、そんな表現聞いたこと無いよ〜」と思いながら帰りました。
今朝の散歩は盛りだくさんの散歩でした。
「おしまい」
それでは、皆様、今日も一日頑張りましょう。
あなたが愛と光りに包まれますように。
スピリチュアルカウンセラーのMEIKOです。
エッセイを書きます。
(エスケープ)4
土管の中の、二人は何もしゃべらずに、黙ったまま、薄暗い闇の中に、座り込んでいました。
「M子ちゃん、やっぱり、やめようよ。」
「だめ!」
「先生におこられるよ。」
「だめ!」
ヒソヒソ話のふたりは、何故か、元気がありません。
校庭では、生徒達が楽しそうに遊んでいます。
「外で遊びたい〜。」
私は、なんだか、土管の中が苦痛になってきました。
長い、貴重なお昼休みの終わりを告げるチャイムがついに鳴りました。
「キンコーン、カンコーン。」
「ついに、ついに休み時間が終わった。」
私は恐怖心が一気に出てきました。
「E男を責めた私も同罪だ。」
先生たちのざわめく様子や、生徒が心配する顔が頭の中に出てきます。
M子ちゃんは、相変わらず何も言いません。
大人の顔です。
私は大切な昼休み時間中、土管の中で過ごした自分を責めていました。
心の中で「今なら、まだ、間に合う、今なら・・・」
そう、思っていました。
「もう、時間がない!」
私は友情か?
正義か?
その時、なんということでしょう〜。
思考より、肉体が勝ち、私は、ガバッと立ち上がり、土管の蓋をおもむろに、こじ開け力を込めて、蓋を振り落とし、土管の壁をよじ上り、腸骨をいためた事など忘れて、ひとりで、猛ダッシュで教室に入り込みました。
「M子ちゃん、ゴメン!!」大きな声で叫びながら。
私のおかっぱ頭の髪の毛が、風にたなびいていました。
滑り込みセーフ!!
私は、当時は走るのが遅く、それでも、必死になり、猛ダッシュしたかいがあり、なんとか先生がいらっしゃるまでに間に合いました。
すると、なんということでしょう〜。
教室のドアを力強くあけてM子ちゃんが、入ってくるではありませんか。
そうです、M子ちゃんは、小学校から一番遠い所に住んでいて、毎日何キロも歩いているのです。
短距離も、マラソンも超早い、女の子でした。
「M子ちゃん、あんたも逃げてくるなら、私を何故に誘ったの?」と心の中で思いました。
それから、数日間は、正義を選び、友情を裏切った私は、M子ちゃんから、白い目で見られました。
私はその事があってから、E男くんがエスケープを実行した勇気を心の中で讃えました。
そして、「もう二度とエスケープなんかするもんか!!」と心に誓いました。
それから、M子ちゃんとは、しばらくしてから、また、仲直りできました。
「おしまい」
それでは、皆様、次回。
あなたが愛と光りに包まれますように。
スピリチュアルカウンセラーのMEIKOです。
エッセイを書きます。
(エスケープ)3
女子ふたりのエスケープ会議が進み、私は少し、鬱状態。
友情か?
正義か?
私の心の中は葛藤のど真ん中。
貴重な休み時間が終わり、授業が始まりました。
後ろの席の子が私の背中をコンコンと合図をします。
「何?」
後ろを振り向くと、小さな紙切れ、「回って来た。」小声で話す友。
小さな紙切れを開いてみると、「メイコ、エスケープ、うらぎったら、ゆるさないからネ!」
なんと、M子ちゃんの強い、強い決意の脅迫状。
「なんということでしょう・・・」テレビで流れるビフォーアフターの番組のナレーションじゃありませんが。
「M子ちゃん・・・なんということでしょうか・・・」心の中でがっくりしました。
暗い、暗い心と顔で、授業を受けました。
ついに、ついにやってきました、昼休み。
ついにエスケープ決行の時間になりました。
昼休みに遊ぶ振りをして、隠れる場所を探して、そこにずっと隠れる作戦です。
大きな石がある庭園みたいな場所に、大きなコンクリートの筒がありました。
もちろん、蓋がついています。
M子ちゃんが指差します。
「あそこ!あそこがばれない!」
「うん、あそこがばれない。」
オーム返しの舞い上がった私。
「エ〜ン、お父様、お母様、今から私は、親不孝者になります〜。すみません〜。」
私は、心の中で親に謝りました。(じゃあ、やるな!)笑
「メイコちゃん、早く!」私とM子ちゃんは、土管の中に入りました。
私は背も低く、痩せていましたので、土管の端に、腸骨(腰の所)をぶつけてしまいました。
なのに、M子ちゃんが手を強く引っ張るから、ビビって、涙目になってしまいました。
蓋をした土管の中は薄暗く、土の臭いと、何とも言えない臭いがただよっていました。
「ハァ、ハァ、」「ハァ、ハァ。」
二人とも脳内からアドレナリンが出ていたのでしょう。
「あはははっ。やったネ!やった。」と何故かとても嬉しくて、大喜びしました。
しばらくは、楽しくて興奮して、ドキドキしていましたが、そのうちに他の友達が私とM子ちゃんを呼びます。
「M子〜、メイコ〜、どこにいるの?休み時間終わるよ〜。」
私はドキドキしました。
「返事をしたい、でもダメ!」
私は我慢しました。
薄暗い土管の中でM子ちゃんの顔を横目でみました。
「真剣、すごい真剣な顔。こわい、こわい、おとなのかおみたい。」
アドレナリンの分泌量が半減したのでしょう。
なんとも言えない恐怖心が出てきました。
「つづく」
それでは、次回。
あなたが愛と光りに包まれますように。
皆様、お元気ですか?
スピリチュアルカウンセラーのMEIKOです。
エッセイを書きます。
(エスケープ)2
田舎の小学校でE男くんがエスケープ(授業をさぼりました)してから、しばらくして、当時、私のお友達だったM子ちゃんが私の耳元で囁きました。
「メイコ、話があるんだけど。」
M子ちゃんは、やせっぽちで、色が黒く、かなり足が早い女の子でした。
目がパチリとして、可愛らしいけど、性格が男の子のように勇ましい女の子でした。
やせぽっち同士、仲が良く、休み時間によく遊んでいました。
ある日、M子ちゃんが私の耳元で囁きました。
「メイコ、E男はすごいね〜。私たちもエスケープしてみない?」
「エッ!本当に?」
「うん、そう!」
「嫌だよ、先生に怒られるから、怖いし。」
「大丈夫だよ。ねぇ〜しようよ〜。」
M子ちゃんが私をしつこく誘います。
何度も、何度も誘ってきます。
私は強引なM子ちゃんに負けてしまいました。
「わかった。いいよ。」
「よし!やろう。」
私は、泣きたい気持ちと、どうしたらいいのか分からない気持ちと、胸がドキドキと。
しかし、私の心とは裏腹に、女子ふたりのエスケープ会議はドンドン進んで行きます。
「メイコ、まず、いつやるか?決めるよ。いつがいいかな?」
「うん、いつがいいかな?」
「じゃぁ、今日?」
「ゲッ、今日のいつ?」
「うん、午後の授業をエスケープしよう!」
私の心は「え〜ん、やりたくない!嫌だ。嫌だ。」と叫んでいるのに、口から出る言葉は「うん、わかった。」
私は、昔から優柔不断な女だったのです。
私たち、女子二人は緻密な作戦会議に入りました。
「つづく」
それでは、次回。
あなたが愛と光りに包まれますように。
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あなたに、愛と光の癒しをお届け致します。