スピリチュアルカウンセラーMEIKO・ 愛と光のスピリチュアルブログ
スピリチュアルカウンセラーMEIKOがあなたの魂を愛と光で包みこみ。
ヒーリングアート、フォト、ポエムでお心を癒し天上界からあなたにぴったりのエンジェルメッセージを降ろします。
あなたのお心が愛と光りに包まれて癒され満たされますように。
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(サトウキビ畑で)1
Category エッセイ
皆様、お元気ですか?
スピリチャルカウンセラーMEIKOです。
エッセイを書きます。
『サトウキビ畑で』1
田舎で育った、私は2歳違いの妹と、いつも一緒でした。
妹は、身体が大きく、性格もしっかりしていました。
でも、私にとっては、可愛い妹でした。
ある日、妹と子供の足で歩いて、30分くらいかかる場所に遊びにいきました。
帰る途中に、サトウキビ畑があります。
大人用の自転車を一台引きながら、一人は歩いて、時折、自転車に二人乗りをしながら、帰宅していました。
すると、サトウキビ畑の傍に、農家のおじさんがいました。
「こんにちは」
私たち姉妹は、大きな声で、おじさんに挨拶をしました。
「はい、こんにちは、いい子だねーぇ。あんた達はどこの子だい?」
おじさんが笑いながら質問します。
妹と私は「はい、床屋の娘です。」
「おお〜そうかい!床屋さんの娘さんかい?」
「はい!」
「おじさんは、床屋さんにはお世話になっているからね。このサトウキビを持っていきなさい。」
田舎にはあまり施設は無く、『床屋さん』は特別な存在でした。
もちろん、父と母がお客様をいつも大切にして、晩酌に誘ったりしていましたので、みんな、田舎の人は喜んでいました。
友達からも「メイコはいいね〜床屋さんの娘で。」なんて、訳の分からない羨望の目で見られていました。
私は、そんな時は、決まって心の中で「みんなは知らないんだ!総司令官のお兄ちゃんの存在を・・・」などと思っていました。
サトウキビ畑のおじさんは、大きなサトウキビを数本鎌で切って、私たちにくれました。
自転車の長さよりも、長いサトウキビ。
荷台に上手く乗せられずに、モタモタしていたら、おじさんが、「自転車は置いていきなさい。」とアドバイスをくれました。
自転車が心配でしたが、「はい、おじさん!」と答えていました。
そして、田んぼのあぜ道を、妹と二人でサトウキビを肩越しに背負って、ズルズルと引きずりながら、帰りました。
小さな姉妹は、力が無く、時々、座り込んで休みながらサトウキビを持ち帰りました。
幼い私たちは「なんで、おじさんは短くしてくれなかったのかな?おもたいね〜。」などど、子供心に不平不満を吐きながら、帰りました。
お腹は空くし、日は暮れるし・・・
そして、更に、私の家は、日が暮れるまでには帰らないと、親が激怒していました。
(父親が心配症で、誘拐を恐れていたからです。)
夕方になり、日が沈むと、心臓がバクバクするくらい、親が厳しくて・・・
「箱入り娘もどき」で、それは、もう大変でした。
「こんな田舎で、誘拐はないし・・」
今でしたら、こんな風に反抗出来たでしょうが・・
その日も、日が暮れだしたら、妹と二人で、心臓バクバク状態でした。
「どうする〜?暗くなって来たね。走ろうか?」
「うん、走ろう!」
私たちは、疲れた肩に、サトウキビを背負いながら、猛ダッシュしました。
が!!
ヨロヨロと、よろけるだけ、気持ちだけが先き走りして、サトウキビを引きずる音だけが空しく田舎の薄暗くなったあぜ道に、鳴り響いていました。
「つづく」
スピリチャルカウンセラーMEIKOです。
エッセイを書きます。
『サトウキビ畑で』1
田舎で育った、私は2歳違いの妹と、いつも一緒でした。
妹は、身体が大きく、性格もしっかりしていました。
でも、私にとっては、可愛い妹でした。
ある日、妹と子供の足で歩いて、30分くらいかかる場所に遊びにいきました。
帰る途中に、サトウキビ畑があります。
大人用の自転車を一台引きながら、一人は歩いて、時折、自転車に二人乗りをしながら、帰宅していました。
すると、サトウキビ畑の傍に、農家のおじさんがいました。
「こんにちは」
私たち姉妹は、大きな声で、おじさんに挨拶をしました。
「はい、こんにちは、いい子だねーぇ。あんた達はどこの子だい?」
おじさんが笑いながら質問します。
妹と私は「はい、床屋の娘です。」
「おお〜そうかい!床屋さんの娘さんかい?」
「はい!」
「おじさんは、床屋さんにはお世話になっているからね。このサトウキビを持っていきなさい。」
田舎にはあまり施設は無く、『床屋さん』は特別な存在でした。
もちろん、父と母がお客様をいつも大切にして、晩酌に誘ったりしていましたので、みんな、田舎の人は喜んでいました。
友達からも「メイコはいいね〜床屋さんの娘で。」なんて、訳の分からない羨望の目で見られていました。
私は、そんな時は、決まって心の中で「みんなは知らないんだ!総司令官のお兄ちゃんの存在を・・・」などと思っていました。
サトウキビ畑のおじさんは、大きなサトウキビを数本鎌で切って、私たちにくれました。
自転車の長さよりも、長いサトウキビ。
荷台に上手く乗せられずに、モタモタしていたら、おじさんが、「自転車は置いていきなさい。」とアドバイスをくれました。
自転車が心配でしたが、「はい、おじさん!」と答えていました。
そして、田んぼのあぜ道を、妹と二人でサトウキビを肩越しに背負って、ズルズルと引きずりながら、帰りました。
小さな姉妹は、力が無く、時々、座り込んで休みながらサトウキビを持ち帰りました。
幼い私たちは「なんで、おじさんは短くしてくれなかったのかな?おもたいね〜。」などど、子供心に不平不満を吐きながら、帰りました。
お腹は空くし、日は暮れるし・・・
そして、更に、私の家は、日が暮れるまでには帰らないと、親が激怒していました。
(父親が心配症で、誘拐を恐れていたからです。)
夕方になり、日が沈むと、心臓がバクバクするくらい、親が厳しくて・・・
「箱入り娘もどき」で、それは、もう大変でした。
「こんな田舎で、誘拐はないし・・」
今でしたら、こんな風に反抗出来たでしょうが・・
その日も、日が暮れだしたら、妹と二人で、心臓バクバク状態でした。
「どうする〜?暗くなって来たね。走ろうか?」
「うん、走ろう!」
私たちは、疲れた肩に、サトウキビを背負いながら、猛ダッシュしました。
が!!
ヨロヨロと、よろけるだけ、気持ちだけが先き走りして、サトウキビを引きずる音だけが空しく田舎の薄暗くなったあぜ道に、鳴り響いていました。
「つづく」
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プロフィール
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スピリチュアルカウンセラー MEIKO
性別:
女性
自己紹介:
スピリチュアルカウンセラーのMEIKOです。
スピリチュアルカウンセリング、スピリチュアルヒーリング、ヒーリングアート、ヒーリングポエム、ヒーリングフォト、ヒプノセラピー、エンジェルカード、エンジェルメッセージ、アロマタッチ、過去生回帰、など行っております。
あなたに、愛と光の癒しをお届け致します。
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